あなたにとっての「可愛い」とは?
レッスンの最初に、必ず行う『理想像の明確化』と『自己分析』。
こういう言い方をすると、なんだか自己啓発系の話みたいですが、
実はメイク(に限らず髪型やファッション等も)も同じ。
『理想像の明確化』では、どんな風に見られたいか、どんな印象を与えたいか、
どんな色を使いたいか、どんな服を着て、どんな人になりたいか。
理想像、つまりゴールを決定します。
『自己分析』では、素顔の自分が持つ要素や、人に与えている印象、
似合う色、形 etc...、自分の「現在地」を確認します。
そして、この現在地からゴールまでの距離をメイクで埋めていくのです。
『自己分析』は、診断表を使うことあり、占いやゲーム感覚で
楽しく行っていただけるのですが...、皆さんが頭を抱えるのは、
『理想像の明確化』の時。
自分の理想像を、具体的な言葉で表すというのは、
簡単そうに見えて実はすごく難しい作業。
理想としている芸能人やモデルさんなどが既にいらっしゃる方は、
すんなり「この人!」というのは出てくるのですが、
この場合でも、その先の質問へ進むと、なかなかペンが進まなくなります。
それは、「具体的に、その人のどんなところが理想ですか?」という質問。
で、ここで大体出てくる言葉が、
「可愛いから」「カッコイイから」「綺麗だから」「おしゃれだから」。
はい、それもよーーーくわかります。
でも、大事なのは、「具体的に」というところなんです!!
「可愛いくなりたい」
「カッコよく見られたい」
「綺麗になりたい」
「おしゃれだと思われたい」
どれも、立派な理想像です。
が、「可愛い」も「カッコイイ」も「綺麗」も「おしゃれ」も、
人によって基準はバラバラ。
だから、私はいつもこう聞き返します。
「では、あなたにとっての可愛い、って具体的にどういうことですか?」
ものすごく極端で、かつメイクとの関係が薄すぎる例ですが...
突然ですが、私、ヘビが好きなんです。
私にとっては、ヘビ=可愛い生き物なのです。
だから、本物はもちろん、ヘビモチーフのアクセサリーなども、
私にとっては「可愛い」なのです。
(すみません、最近スネークセンターなる場所に行ってきたので、ヘビ熱最高潮なんです)
が、当然、ヘビが嫌いな方も大勢います。
そんな方々にとっては、ヘビが可愛いなんて意味不明!ですよね。
はたまた、ヘビに別のイメージを抱く方もいます。
可愛いではなく、「カッコイイ!」というイメージ。
ヘビ=「おしゃれ」と思う方もいるかもしれません。
このように、自分が可愛いと思うものが、
一般的に見ても可愛いと思われるものとは限らないのです。
さらに、この例のまま「可愛い」をより具体的に掘り下げていきます。
ヘビを可愛いと思う私の場合、ヘビのどこが可愛いのかというと
・丸くてつぶらな瞳
・口の形
・気まぐれなところ etc...
といったかんじで、具体的なポイントが出てきます。
が、さきほど書いた通り、これが意外と難しい作業。
理想の芸能人の名前を挙げてくださる方は多いのですが、
「具体的に、その方のどういうところが憧れなのか、良いと思うのか」
と聞かれると、「う〜ん...」と考え込んでしまう方が多いのです。
メイクをするのに、こんなに深いところまで掘り下げなくても...
と思うかもしれませんが、これこそが「メイク=自己像の表現」の
基礎となる部分。
これがなければ、ただの表面上だけの「真似っこメイク」になってしまいます。
メイクは、自分の内面にも深く関わっているもの。
だからこそ、実践の前の『理想像の明確化』と『自己分析』が
とーっても大事なのです。
自分にとっての「可愛い」「綺麗」ってなんだろう?
あの人の、どの部分に惹かれて、ああなりたいと感じるんだろう?
ぜひ一度、考えてみてくださいね。
いままで気づかなかった、自分の内なる一面が見えてくる...かも?
Ayako
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